読図の基本が409円(税抜)で確実に身につきます

最近、書店で登山コーナーを見ると読図の需要が増えているのがわかります。しかし、地形図を読めるようになるために、いきなり山岳地形から始めてしまうと挫折します。英単語を知らずに、いきなり長文読解を始めるようなものです。

地形図は、日本全土をカバーしているので、平地、台地、山地、海岸、河川、島など多様な地形があります。山岳はそのなかの一部の専門分野みたいなものです。特に等高線が密集しているため、地形をイメージするのが難しいです。勉強を始めるのには、いきなり専門書ではなく、最初に全体を俯瞰できる基本書が必要です。

その基本書として、最適なのが、「新編 コンターワーク 地形図学習の基礎 最新版」です。地図帳でお馴染みの帝国書院さんが、高校地理の副教材として出版しています。山地、平地の微地形、海岸地形、土地利用など幅広く網羅しています。

テーマごとに地形図が載っていて、着色などの「作業」、「読図」の設問があり、併記されている「解説」がヒントになります。解答は掲載されていませんが、解説を読んで考えれば、ほとんどわかるようになっています。

バージョン 2

特筆すべきは、「断面図」を書く作業があることです。私は20年近く公共工事の計画のために、地形や地質を調べる仕事に就いていました。そのなかで、鉄道や道路の計画でひたすら断面図を手で書いた経験が、その後大いに役立ちました。地形図をみて頭でわかったつもりでも、手で断面図を書いてみると、細かなところまで気づくことがあります。

等高線(コンター)を読みながら、地形を断面図に “手で” 描いてゆく地味な作業こそ、実は読図のための効果的な訓練なのです。

もしも、読図の基本をしっかりと固めたい人がいたら、ぜひ一度「コンターワーク」を試してみてください。こんなにすばらしい教材が、409円(税抜)です。興味のある地形のページから始めても、十分に楽しめます。そして、地形図の印刷がいいんです。さすが、地図帳の帝国書院さんです。

自然災害の多い日本では、自然に対する基礎知識として、このような教材は義務教育で行うのが適当です。英語より重要だと思いますが・・・。

アマゾンでは現在品切れのようですが、「新編 コンターワーク」で検索すると、在庫がありそうなショップがいくつかありましたので、ぜひしらべてみてください。